2014.09.26
昨日の続き、稲盛の少年・青年時代は順風満帆ではありませんでした。 戦争で家業と父親を亡くた事で、生活は困窮しました。 頭は良かったのですが、高校受験に二度失敗し、大学も医学部を受験しましたが失敗、鹿児島大学の応用化学科を卒業し、京都の業績の良くない会社に入社しています。 彼はすでに因果の法則に翻弄されています。 普通は、自分の不幸を嘆き、愚痴や不満を言いたいところですが、彼はそれを口にせず、善きことを思い、善きことを行う事で、善き人に出会い今日があると言うのです。
因果にどう立ち向かうか。 彼はこうも言っています。 人間は本来、真・善・美を求めると、真-正しい事、善-善き事、美-美しいものを、自然に探求する心を持っていると言うのです。
彼は輪廻転生を信じています。 人生と言うのは、心と魂を磨く道場だと言います。 次の生まれ変わるときは、以前の自分より美しい魂を持って生れたいと言うのです。 仏様の説法を聞いている様ですが、経営の神様が言うのだから間違いありません。 演題、人は何のために生きるのか、少しだけ分かった気がします。