2015.03.03
医療・介護の現場での人手不を書きますが、国の試算では介護職が2012年で154万人おりますが、2025年には206万人必要で自然増加を考慮しても13万人人手不足となります。 労働条件の悪い職場環境では、企業が新規に人を育てる事は難しい問題です。 来年度からは、介護福祉士受験プログラムも変わり、益々困難となります。 そこで国は潜在資格者の発掘に力を入れ始めました。 看護職で71万人・歯科14万人・理学3万人の人材が眠っていると言います。 子育てが一段落した人たちが、現場に戻ってきてくれる事に大きな期待をします。 晩婚化の影響もあり、一人の子が親の介護と自分の子供面倒を同時に看なければならないケースも増えており、この取り組みが成功すれば、介護離職の問題が少しは減るかと思います。 介護施設に親を預けるなどと言う事は、こんな田舎でも難しくなりました。 何としてもこの取り組みで、成果を出してもらいたいのですが、肝心の国が潜在資格者の動向を把握していないと言う事が分かり、またしても縦割り・お役所仕事の典型となっています。 膨らんだ希望がしぼみかけています。