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震災4年目

2015.03.11

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 やはり今日は震災の話でしょう。 あの日の今頃は、午後から札幌で開かれるフォーラムに参加するために車で走っていました。
 フォーラムの最中にあんな事が起こるなど夢にも思わず・・・。
あれから4年、いろんなデータがあります。 避難生活を送る人23万人、死者1万6千人、いまだ行方不明者2500人、病死や自殺した人3000人、震災者が入る住宅2万9千戸計画したうち、4500戸しか完成していません。 おまけに、東京電力の不誠実な対応。 交通網のインフラは整備が行き届きましたが、そのことで経済活動が活発になったかと言うと、ほど遠い現状の様です。 観光客の姿も戻ってきましたが、偏りがあります。 長年かかって築き上げてきた文化や歴史をたった4年で取り戻すことはそりゃ無理な事です。 過疎化の進む東北地方ではなおさらです。 北海道でも、震災があった奥尻の現在を見ると、すべてを物語っています。 我々が払っている震災復興税は、地域の人々の生活立て直しに使われるのではなく、インフラ・箱モノに消え、人々が復興を実感出来ないのは当たり前です。 道半ばと言いますが、どの尺度で判断しているのか?