2015.12.29
昨日はホームの餅つき、ところがその日は仏滅の三隣亡、我が母親は縁起が悪いので日を改めなさいと言いました。 じゃあ29日は9が苦でこれまた縁起が悪い、27日は二七のカブで良いのですが私が都合がつかず、結局昨日の餅つきとなりました。 そもそもこの仏滅・三隣亡には諸説があり、その真偽は疑わしいところがあります。 仏滅は全てが空しい日、物滅を言い、それが仏も滅びる日となりました。 三隣亡など、昔は三輪宝と書かれ、縁起が良い日の「よ」を「あ」と書き間違えた事で、悪しき日に家を建てると三軒隣まで火事になると言い換え、文字も三隣亡となったとか。 て言う事は、餅つきに縁起は何ら関係なく、一年の悪い事を餅に絡めて食べてしまえば良いのです。 ただ、仏滅の結婚式が増えていると言いますが、それは避けた方が良い様な気がします。 また、仏滅に葬式を出すのは良いとされていますが、これは失礼な話で仏も滅びる日に葬式を出したら、冥途の道案内を誰がするのでしょう。
世の中に迷信は多々ありますが、100を超えたお年寄りにこんな話をするのは、釈迦に説法。 縁起の悪い日に餅をつき、お年寄りの喉に詰まるのではないかと心配しましたが、全くの杞憂でした。