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北島ロス

2016.04.09

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 リオオリンピックを目指していた、水泳の北島康介選手の挑戦が終わりました。 5大会連続出場は果たせなかったものの、アテネ・北京で2種目2冠と言う、彼が残した偉業は今後も輝き続けるでしょう。 時の流れに伴う体力の衰え、そして後輩たちの著しい成長を感じながらのレースでした。 出場権を取れなくて悔しくないと言えばうそでしょうが、インタビューの姿はやり切った感がありました。 ただ、スポーツ記者の質問は配慮に欠けていました。
 オリンピック出場にまい進してきた彼に、レース後すぐに今後の事を聞くのは、愚の骨頂です。 負けてすぐに引退の言葉を引き出し、新聞の一面記事の見出しに使おうと言うのでしょうが、あまりにも無神経な質問です。 レース前から結果は予想できたでしょうが、まずは労りの言葉をかけるのが筋です。 時間をおいて北島選手の心のが落ち着いてから質問すべきでした。 救いは、カジノ賭博で賑わせている、バトミントン選手に対するコメントを求めなかった事です。 そこの処の良識は、記者達にありました。 北島選手には、十分休養を取ってもらい、後は自らの経験を活かして東京オリンピックで活躍する選手を育てて欲しいものです。