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お葬式事情

2016.04.14

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 田舎でも葬儀の形式が変わり出しました。 小さな会場で行う家族葬など増えてきているのは、ご存知の処です。 田舎では世間体と言うのもあり、粗末な葬式は出せないなどと見栄を張り、大きな会場にして、参列者がごくわずかと言うのもあります。 田舎ならではの風景だと私は思っています。 身内に不幸が出来ると、葬儀屋が来て、泣いてる暇なくトントン拍子に事が運びますが、都会の葬儀はそうはいかないと言う話を聞きました。 葬式を出すのに1週間や10日かかるのだそうです。 驚き同時に、それも有かと納得しました。 一番は、死ぬ人の数が多いと言う事、次に火葬場不足、後は人手不足。 順番が来るまで、葬儀屋の冷凍庫に保管して置くのだそうです。 新聞のお悔やみ欄を見ると、網走管内でも毎日10名ほどの名前が載ります。 全道で200名ぐらいでしょうか。
 一か所の火葬場で焼くにしても限度があります。 24時間フル操業しなければ、処理できないでしょう。 火葬するにも順番待ちしなければならない時代となりました。 葬儀以前の話です。 かと言って、予約を入れて行くわけにもいかず困ったもんです。 笑い話の様な現実が、田舎には来ない事を祈ります。