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急変

2016.04.22

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 病院から、先日入院したテルコさんの様態が急変したとの連絡があり、駆けつけると重篤な事になっており、家族が到着する前に医師からの説明を聞くと、残された選択肢は少なく家族も覚悟を決めなければならない局面になったと思いました。 入院時のCTでは問題を発見できませんでしたが、糖尿の持病があり、入院して状態が良くなるにつれて、患部が活動したようです。 酸素マスクを付けていても呼吸は荒く、瞳孔は開いており、いつ事切れてもおかしくありません。 そのうち、心肺停止となり蘇生行為が始まり、外で成り行きを見守っていました。 幸い血圧が戻り、自発呼吸が出来ましたが、時間の問題である事は変わりありません。 家族も到着し、午前中に見舞ったお嫁さんがこの急変に一番驚いていました。 その横で淡々と処置していく、医師・看護婦の姿が何とも機械的で、病院と言うところはこれが日常茶飯事で、一人一人に感情移入していては、体がもたない大変な仕事だと改めて実感しました。
 少し落ち着いたのを確認し、家族に任せてホームに戻りましたが、結局昨夜お亡くなりになりました、 享年79歳、ホームで一番若かったのに残念です。 ご冥福を祈ります。