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ミサエさん逝く

2016.12.09

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 深夜、妻の携帯がけたたましく鳴り続け、「携帯なっている!」と言っても反応がありません。 本人は風呂に入っており、出るわけにもいかず、私が携帯を開けるとホームの職員からでした。 どうせ、朝食の食材がないと言う連絡かと思いきや、入所者のミサエさんの様子がおかしいとの連絡でした。 職員に指示を出し、着替えて、部屋にたどり着くと、意識の確認は出来ない状態でした。
 救急隊も駆けつけ、病院に搬送しましたが、残念な結果となってしまいました。 ミサエさんは、94歳来月には95歳の誕生日を迎えるはずでしたが、それも叶いませんでした。 ホーム開設以来の入居者さんで、当初、娘さんに付き添われ見学に来て、自分の意志で入居された方です。 脳梗塞を発症され、片麻痺がありましたが、元気すぎるくらいの人でした。 ここ暫くは、発語も無くなり、ベットでの生活がほとんどでしたので、何時急変しても慌てない様に職員には言ってありました。 職員の中には、彼女のファンもおり、今日亡くなった事を聞かされるとガッカリする事でしょう。
 間違いなく、家族よりも家族でした。 昨日もいつもと変りなく食事をする姿を、私も見ています。 よくこの日まで頑張りました。 家族も納得の最期でした。 寂しさが込み上げます。 合掌