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便所開き

2015.08.27

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 名古屋の大学で新しくできた校舎の落成祝いに、「便所開き」と言う奇習が行われ、学長はじめ関係者が様式便所に座布団を敷きそこに座って、お茶とお菓子を食べ便所の神様を祭ったそうです。
 この時代に何ともアナログな話ですが、日本人が持っている神を敬う心の表れです。 古くからの言い伝えに従う奇習は何処にもありその風習を無くしていけないと思います。 未開の地に行けばこの手の話は沢山あり、それが良くも悪くも働きます。 その風習を守らず、悪い事が怒れば「神のたたり」だと大騒ぎになります。 アフリカのエボラウイルスの拡大収束が遅れたのはこのせいです。 難しい話になりましたが、八百万の神に感謝し、事故なく学生皆が安心して勉強が出来ればそれに越した事はありません。 収穫の秋、これからどこの町でもお祭りがあります。 それに伴い神楽なども披露されますが、こんな処でも後継者不足で伝統、風習が守れないのは寂しい話です。 それが奇習であればあるほど何とか継承してもらいたいものです。 そんな日本人の姿を外国人はとても尊敬しています。 そう、新築祝いに風呂に入りうどんを食べるのは何処の県でしたっけ