2016.03.02
最高裁が名古屋介護裁判の判決を下しましたが、何とも玉虫色で良かったのか?悪かったのか?どちらなのでしょう。 認知症の人=徘徊と言うイメージは多くの人の頭に刷り込まれました。 今回の事件においても、同情する人・責任を追及する人意見は様々あります。 裁判所の判断も、一審二審と別れました。 私はJRの言い分も一理あると思っています。 当初はJRほどの会社が720万のお金にこだわっていると思いましたがそうではなく、今後同じような事件が起こったらどうすると言う事で、とことん戦った思います。
最高裁がこの様な判例を出した事で、徘徊者を介護している家族・事業所は恐々とするでしょう。 私の考えは飛躍しますが、もし、認知症の人が介護者が油断したすきに家から出て、隣の家に火をつけ燃やしてしまった場合、状況によっては罪を問われない事になります。 焼かれた家の責任は誰が取るのでしょう。 他にも例は沢山ありますが、一方は○で他方は×その境目が分かりませんが、一生懸命に介護しなけばならない事は確かです。 最高裁の判決としては、私的にはいただけないものです。 これって、大岡裁判になるのでしょうか?