2016.03.25
介護業界の不祥事は収まりそうにありません。 一つ収まればまた一つ、不祥事が起こる土壌があると言う事です。 はた迷惑な話でもあり、人のふり見て我がふり・・・の話でもあります。 その中で、今頂いている処遇改善加算を虚偽申告で受け取っていた事業所が摘発され、そのとばっちりが我々にも及びそうな雲行きです。
虚偽の説明、給与台帳の改ざんなど悪質でした。 そもそもこの加算は介護職員の給与が安いと言う事で作られ、縛りや条件はさほど厳しいものではありませんでしたが、これからはそうは行かなくなりそうです。 関係書類の整備をしなければなりません。 それが整っていない処は、加算を受けられなくなる可能性があります。
国はまじかに迫った選挙対策で、介護より子育ての方にお金をつぎ込む方に舵を切りそうです。 益々、介護を取り巻く環境が悪くなるのは明らかで、一番迷惑するのは介護を必要とするお年寄り達です。 当事者の事業所も加算をさかのぼって全額返金となれば、事業継続も危ぶまれます。 この影響は一事業所の不祥事では済まされない話です。 次回の報酬改定は、もっと厳しいものになりそうで今から心配しています。