2018.03.10
ホームの最高齢者千代子さんが昨夜亡くなりました。 107歳と170日の生涯でした。 2月始めから心臓の不整脈が頻繁に起こり、主治医から、いつ心臓が止まってもおかしくない状態だと言われましたが、奇跡的に回復しご家族ともども胸をなでおろしていた矢先でした。 月曜日、朝食を自力で摂っている時に意識がなくなり、脳梗塞を発症していると医師から言われ、そのメカニズムを説明されターミナルと言う事になり、ホームでの看取りとなりました。 昨夜は三男さんと一番お気に入りの介護士の看取りとなりました。 私は9時に会議が終わり、顔を見て帰ったのが私の最後でした。 明治・大正・昭和・平成と激動の時代を生き抜き、天国と地獄を見てきた人です。 改めて個人の経歴を聞くと、思わず目頭が熱くなりました。 働き者で夜中の2時頃から動き出していたいたと言います。 良いところのお嬢さん育ちが、夫を戦争に捕られ幼子を抱え、小さな体で如何ほど苦労した事か。 平成17年8月に入居され、余生を楽しく過ごされていました。 美幌のご長寿№2でした。 ホームの支え、象徴が居なくなった事は残念でなりませんが。 眠った様に穏やかな顔で、家に帰って行きました。 合掌