2020.01.29
私は皆さんに隠し事をしている事があります。 ですが、それもマスコミに嗅ぎ付けられ、もう隠せないと判断し告白いたします。
それは、日本料理に欠かせない「コンブ」が消滅してしまうと言う事を知っていながら隠していました。 数年前から業界の人はこの問題を把握しており、密かに買い占めに走っていましたが、それも出来なくなっている様です。 テレビでも少し放送されましたが、気に留める人も居なかったでしょう。 昨日はネットでもこの話を取り上げて、危機感をあらわにしています。 日本料理の和食はユネスコの無形文化遺産になっており、コンブが料理の基本となっています。 そのコンブがあと5年で取れなくなるのは、料理人にとって死活問題です。 特に関西の料理人は困るでしょう。
コンブの産地は、利尻・羅臼・日高、そして函館の真コンブですが、何処も状況は同じだと言います。 原因は水温の上昇により、種コンブが焼けてしまって死滅していると言います。 先週行われた、出汁についての講演会で業者の口からその事実を知らされました。 需要と供給のバランスが崩れ、コンブが手に入らないと言います。 マグロの様に、1枚1億のコンブが出てくる様な気がします。