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緩和ケア

2009.07.15

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 緩和ケア最近良く聞く言葉です。 進行ガン患者さんにとってもっとも辛いのは、ガンの進行に伴う「痛み」や「だるさ」だと言う事です。 グループホーム協議会の中でも「タクティール」と言う事で研修会を行っており実績が上がっていますが、まだこれからです。 昨年私のグループホームでも末期の肝臓ガンでターミナルケアを行った時に、背中の痛みを訴えられその時うる覚えのタクティールを行ってみました。 背中を両手でしばらく擦っていると、穏やかな表情になった事がありました。 死を迎えるとと言う事は「人生最後の大仕事」だと作家の坂上冬子さんも著書に表しています。 私も進行ガンで助からないと医者に言われたら、延命治療はせずに「緩和ケア」を受けやりたい事をやり、食べたいものを食べて思い残すことなくお別れしようと思っています。 
 ただこれを行うには、患者と医者・患者と家族・家族と医者その3つの信頼関係が成り立たなければ出来ない事だと思っています。 悟りを説くお坊さんでもなかなか「大往生」出来ないのが現実だそうです。