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若年性認知症

2009.07.17

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 最近調査によれば65歳以下若年性の認知症者の数が全国に3万8700人と推計されたと記事がありました。 有病率は30歳から34までが10万人あたり5.9人に対し60歳から64歳までは189.3人と高齢になるほど有病率は高くなります。 また発症年齢は平均51.3±9.8歳と推定され、働き盛りに発症し人口10万人に対し女性36.7人、男性57.8人と男性に多く見られます。 若年性認知症はその症状の原因が脳の病気だと分からずに本人、家族周囲の人も苦労する事が多いと言われています。 最近入所した方もそのケースに当てはまります、男性・78歳早い時期にその症状・サインが出ていたのですが見落としていたのです。 また神経内科にも通院していたのですが正確な診断が下せなかった様で、脳神経外科で脳の断面写真を見ると明らかにアルツハイマー後期で家族は悔しがっていました。
 認知症に対する理解も進み、認知症サポーターも100万人を超えたとの報告もありますが、近頃少し変かなーと思ったら迷わず病院へ行く事です。 ちなみに私も52.29歳若年性認知症の世界に足を踏み入れつつあります。