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戦争の台所

2010.08.16

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 北海道新聞のコラムにこんな記事がありました。 戦時中小学校で兵隊さんの防寒用にと生徒一人ひとりに、ウサギが配られその飼育をまかされた事があったようです。 育てているうちに情が移り供出の時には泣く泣く差し出したとか、そのウサギが夕方皮をはがされ肉の塊で帰ってきて、その肉を使いカレーライスを作り、泣きながらおいしいと食べたとの記事を呼んで言葉が出ません。 今の子供達には想像も出来ない事でしょう。 色んな食べ物が有り余り、ホームレスでも糖尿病なる時代が来るとなんてお釈迦様でも分からなかったと思います。 その事を考えると一粒のお米もムダにできません。 確かにホームにいるお年よりは、食べ物について不平を言う人は一人もいません。 ただこれからのお年寄り、戦後の人達はそうは行かないでしょう。 何はともあれ、ホームで飼っているウサギを食べる日が来ない事を信じます。