2014.11.01
今回東京に行ったのは、埼玉県杉戸で開かれた、「武蔵の国そば打ち名人戦」に参加するためです。 全国から腕に自信の強者が集まり、名人戦を戦いました。 全国武者修行をしているかたもおり、男女を問わず歴戦の雄ばかりです。 私は、参加する人たちの「刺身のつま」か「あだ花」くらいに思っておりました。 名人戦のルールも変わっており、普通そば粉は用意してあり、全員同じもので戦いますが、粉は持参です。 普段は時間内にそばを打って終わりですが、その後打ったそばを茹で、技術審査員6名、一般審査員4名合わせて10人が食味をして最終判断をします。 ですから、上手に打っても、茹でで失敗しては本も子もありません。 私は最下位で決勝に進み、結果に自信が持てませんでしたが、今年の美幌の粉は出来がよく、食べてもらえば何とかなると思っていました。 決勝に残った人たちは名のある方ばかり、当然参加賞で終わりと思っておりましたら、この度は運よく「準名人」の称号を頂きました。 最下位から準名人はまさに、下克上の話です。 名前を呼ばれた自分が一番驚きました。 また、イバラの道の始まりです。