2014.11.26
昨夜は高倉健の「ホタル」を観てしまいました。 彼が亡くなった後、各放送局で追悼番組が組まれ、生前の彼の姿が明らかになり、寡黙な男と言われてたイメージとは違う一面や、スタッフ・地元の人との会話には柔和で素顔の彼の姿が映し出されていました。 この手の制作はNHKは本当に上手です。 そんな彼の生き方を知った後に観たホタルは良かった。 戦争が残した様々な人間模様、ラストでは墓参りを終わらせた二人の前をホタルが飛んで行くのです。 文句のつけ様がありません。 丁寧な映画でした。
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」天台宗の大阿闍梨酒井雄哉さんが、生前高倉健に送った言葉です。 彼も学徒動員で九州から特攻隊員として出撃するはずでしたが、生き残りました。
この映画に通ずるものがあります。 惜しまれて亡くなるのは、人として一番嬉しい事ではありますが、あともう少しと思うのは私の我がままでしょう。 後は、録画した「あなたへ」をゆっくり観てお別れです。 網走番外地のにも来て欲しかった。