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在宅ホスピス医

2014.11.20

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 月曜日のNHKのプロフェショナルで、在宅医療を続ける医者の姿が紹介されました。 あえて名前は出しません。 でも気になったのが、NHKのサブタイトルの一部に「すご腕」と書かれていた事です。 私の天邪鬼がムクムクと起き上がりました。 安らかな最期を迎えさせる事に、「すご腕」はいらんでしょう。 さて、皆さんは「すご腕」とは、一体どんなもだと思います。 指先の感覚ひとつで1/1000mmを削るのは「スゴ技」、剛速球を投げるのは「剛腕」、調べると「辣腕」(らつわん)がそもそもの使い方で、物事を躊躇することなく、的確に処理する能力のある事、またそのさま。とあり、すごうで、敏腕とありました。 で、ついでに見てみるとなんにでも「すご腕」とついていました。 終末医療にかかわらず、医者の手はすべて「神の手」であってもらいものです。 どこかの医大では、術後8人も死んだそうです。 これまた、すご腕です。 NHKで取り上げた医師は、愚直な人だと思います。 番組最後に亡くなった方の顔が映し出されましたが、穏やかでした。
 一番のすご腕は、最期まで看取った家族だと思います。