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北帰行

2017.04.20

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 マドは~夜露にぬ~れて~と、小林旭がかん高い声で歌っている北帰行、ご存知ですよね。 今、白鳥の群れがその歌をヘッドフォンで聞いてはいないでしょうが、北に向かって帰って行く姿が見られます。 中には畑で餌をついばみ、羽休めをしている群れもあり、毎年の事ながらご苦労様な話です。 不思議な事に、長距離飛行する鳥たちの隊形は、誰が決めたのかV字に統一されています。 横一線で飛んでいる姿を見た事はありません。 そこで考えたのは、リーダーは何処にいる鳥かと言う事です。 V字の先頭を行くのがリーダーなのか、V字の左右どちらかの端を飛んでいるのがリーダーなのかです。 あなたが、リーダーだったらどの位置で飛びたいですが。 私?、若い頃は何が何でも一番前を飛んでいた事でしょう。 しかし今は、一番後ろから脱落者が居ないか、隊形が崩れていないか目を光らせて飛んでいると思います。 そのうち、皆から遅れても誰も気付いてくれず、海に落ちて一巻の終わりです。 それを考えると、目立たず中間ぐらいに居て、疲れたら誰かの背中に乗っかり、シベリアに帰れれば最高です。 リ―ダーのかじ取り次第で全てが決まります。 果して日本は大丈夫?