2020.03.17
「恩返し」と言う言葉はもう死語になったと思っていましたが、コロナ騒動の中あちらこちらで、息を吹き返しています。 それも日本人だけではないところが良いですね。 今苦境に立たされているのはどの業種も同じですが、特に外出自粛を余儀なくされ歓送迎会にキャンセルが続く飲食業の落ち込みは想像を超えています。
そこで、地元の一企業が4月3日まで、毎日昼食弁当200食を無料配布する事にしました。 条件は子育て世帯・仕事が休めない両親に変わり面倒を看ている祖父母たちとなっています。 そしてもう一面は、売り上げが落ち込んでいる飲食店の応援です。 一企業が田舎でこれだけの事をするのは異例です。 口の悪い人は、売名行為だと言うでしょうが、私は純粋に立派な行いだと言いたいです。
外国人の中にも手持ちのマスクの寄付を申し出る人も出ています。 この様な話が出てくるうちは日本は大丈夫と思えるのです。
反対に、買い貯めたマスクをネットで売り出し一儲けをした人間や未だにそれで一儲けしようとしている輩には、天誅が下る事でしょう。 恩返しは「鶴」がするものではなく、やはり人がしてこそ心に浸みるものです。