2011.12.13
今年一年を表す漢字が「絆」に決まりました。 誰も異存がない事でしょう。 応募総数約50万通の中でもダントツの6万票を集めたと言うのですからこの字に対する日本人の思いがわかります。
他には「災」、「振」などと言う字もあったようですが、やはりこの字がふさわしいと思います。 3.11以来日本人が忘れかけていた人と人とのつながりを再認識することとなり、その思いが今被災地の方々の心の支えとなっていると聞きました。 裏返すと日本国政府の被災地被災者に対して、目に見える支援がまだ行き届いていないという事です。 また、震災後に生まれた子に「絆」と名付けた親が多と聞きました。 将来この子たちが復興の光になる事でしょう。 この様に「絆」と言う漢字に込められた思いは特別なものがあります。 毎年思うのですが、一年を表す漢字には明るく、希望の持てる字が選ばれたことがありません。 来年こそはそんな漢字が選ばれることを心から希望します。