2017.03.07
先月入居した、妙子さんは広島出身の人です。 息子さんが自衛隊さんで、それに伴いご夫婦で広島を引き払い、美幌に来て早30年が経ちましたが、お国訛りの広島弁は抜けません。 若い頃は、大阪・京都にも住んでおり、関西弁も混ざります。 私の年代で広島弁と言うと仁義なき戦い、菅原文太問う事になります。 ですから広島人の日常会話は、ワレ!いてまうぞ?みたいな、荒っぽい言葉が飛び交っているイメージでした。 しかし、女性が使う広島弁はイントネーションが違うせいか、やんわり聞こえるので、その場の空気が和みます。 食べ物も、粉物が好きで、納豆はNGです。 また、10歳の頃彼女も原爆の洗礼を受けており、既往歴を見ると、病院名のオンパレードです。 小柄な体でいつもニコニコしていますが、その人生はなかなかに厳しいものだったことが想像できます。 体調にも波があり、調子が良い時は食事をスムーズに取れますが、朝から体がだるく、食事がとれない事もあります。 被爆者の現実を目の当たりにして、何とも言えないものがあります。
幸い隣の席のシヅカさんと気が合うらしく、北海道弁と広島弁で分かっているかいないか、会話が弾んでいるのが救いです。