2017.03.29
栃木県の高校生が冬山登山の訓練中に雪崩に遭い、生徒7人引率の先生1人が犠牲になった事故、日が経つにつれてその痛ましさが増しています。 昨晩のニュースには、犠牲者の親たちのインタビューが流れていました。 皆、大声を上げて泣きたいところを堪え、気丈に話していましたがその無念さは察するに余りあります。
昨年、バス旅行の大学生が事故で犠牲になったのも痛ましい事でしたが、この度の事故は避ける事が出来たのではないかと、素人ながら思えます。 この冬山登山は1963年から行われており、伝統行事的なとこもあったのでしょう。 しかし、登山計画も提出されていなかったり、ビーコンも装着していなかったと言うのは、慣れと判断ミスと言うほかありません。 今後、事故状況が解明される事で、責任問題を問われることは避ける事は出来ません。 文科省は高校生の冬山登山禁止通達を出していると言いますが、この様な大事故が起こってしまってからの責任のなすり合いはいただけません。 テレビでは選抜高校野球が終盤戦です。 方や、生き生き駆け回る高校生、方や冷たく物言わぬ高校生、相反するニュースが流れるやるせない新学期となりそうです。 合掌