2015.06.08
道新の記事に、地方創生委員会が地方に高齢者移住を提言とあったのお読みになったでしょうか。 民間有識者の皆様は、本当にこの答申で地方創生が可能だと真剣に討論されたのかいささか疑問に思います。 オホーツク圏も高齢者受け入れ可能とありましたが、介護関係者や行政は猛反発しています。 中には地方は「オバ捨山」ではないと、怒り心頭と言うか情けなく思っている人もいます。 現状、美幌の特養でも待機者は150人程度おり、どこに都会の高齢者を受け入れる余裕があると言うのでしょう。 介護施設は新規に建てろと言いますが、確かに土地は都会に比べるとお安く手に入り、建設コストも押させられるでしょうが、介護職員は何処から調達すると言うのか、地方の求人誌に介護職員募集が載らない日はありません。 3K4Kの介護現場は慢性の人手不足です。 お年寄り一人に、若者夫婦を一緒に移住させるか、お年寄り一人に1千万の地方交付金を付けるなら話は別です。 「絵にかいた餅」と言いますが、この話では「絵にかいた餅の中に、あんこ」が入っていません。 東京目線で、地方を観てもらっては困ります。