2016.10.19
過激発言が続く、ロドリコ・ドウテルテ、フィリッピン大統領が来日します。 果して彼は暴君なのか、名君なのか日本人の目にどう映るのか興味があります。 外国メディアからは暴君といわれていますが、フィリッピン国内では8割近くが彼を支持しています。
彼は法科大学を出て、ダバオ市長を22年間勤め、その経験をもとに国政に打って出ました。 彼の言葉と行動は過激そのものです。 麻薬撲滅のためにすでに3000人以上を殺害していますが、法律を学んだ人間が法律を無視して政治を行う、何とも矛盾した話です。 しかし、フィリッピンと言う国自体、法律があっても、機能しておらず、犯罪を犯しても、警察官に賄賂を握らせばそれで無罪になります。 そんな国を変えるには、これぐらいの荒療治が必要と国民が思っていると言う事は、彼には心強い話です。 ただ、友好国のアメリカに対する暴言は許しがたいのですが、刺激しすぎると中国に擦り寄られても困るので、痛し痒しです。 どうも彼は親分肌の性格で、弱きを助け・強きを挫くヒーロー的な存在です。 貧困層が多い国なので、その人たちにも支援を行っているのが、彼の人気に繋がっています。 彼の口から何が飛び出すか楽しみです。