記事一覧

スウェーデンの認知症ケアに学ぶ

2009.11.24

ファイル 130-1.jpgファイル 130-2.jpg

 昨日旭川で、スウェーデンの認知症ケアに学ぶという事で、研修会があり網走ブロックの仲間と参加してきました。 その話の中でスウェーデンの高福祉、高負担の社会と終末期ケアの実態が見えてきました。 スウェーデンは地方分権が進んでおり税金もその地方によって決める事ができ、イエテボリ市の場合地方税は収入の32%物品にかかる消費税は25%になっていて、そのほかに年収5000万円ある人には別に国税も納めなければ成りません。 したがって貧富の差がなく医療費・学校がタダであるのは理解できます。
 日本は北欧を手本に高齢者介護を行っていますが、実態は大きくかけ離れています。 また、国民意識の違いもはっきりしていて、高齢者の終末期になると点滴などの医療行為はせず、静かに最後を迎えると言うのです。 日本人は最後まで手を尽くし結果、死を迎えた時に家族や自分達は、やるだけのことはやったと納得し心の整理をするのですが、どうもそこは違うようです。 自分の最後はどう迎えるのかを、家族に伝えておくべきなのでしょう。 私も死を前に痛い思いだけはしたくありません。